足踏みジャッジに同情「61本目が一番厄介」 73発のボンズ氏、経験者の苦悩語る

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

60号を放ってから5試合アーチなしのジャッジを“先人”が同情

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が、リーグ記録への“生みの苦しみ”に直面している。20日(日本時間21日)に60号の大台に乗せてから、5試合アーチなし。そんな中、シーズン73発のメジャー記録を持つバリー・ボンズ氏は、米スポーツ局「ESPN」の中継の中で「61本目が一番厄介」などと経験者として同情した。ニューヨーク・ポスト紙も伝えている。

 25日(同26日)のヤンキース-レッドソックス戦の放送中、ロジャー・マリスのア・リーグ記録61本塁打にあと1本と迫っているジャッジについて言及。「61本目さえ打ってしまえば、多分、そのあとは5~6本、立て続けに打てると思う」「そこに到達することが最も難しいんだ」「61号は大事な瞬間だ」などと述べ、60号からの1本が大変だとの見方を示した。

 そのボンズ氏は、2001年にシーズン73本塁打をマーク。ただその後、ステロイド使用疑惑が浮上し、今でも偉業に対して議論がある。ただ、稀代のホームランバッターであったことには間違いなく、ジャッジの気持ちがわかるのも頷ける。

 ジャッジはこの日、「1番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席で左翼への二塁打をマーク。打率含め、依然として打撃3冠に立つ。第2打席は四球で、第3打席は中飛。試合は6回降雨コールドで2-0でヤンキースが勝ち、7連勝を飾った。

(Full-Count編集部)

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