203億円男の働きは「落胆させるものだった」 欠場続きの移籍1年目に地元紙辛辣
ロッキーズからレッドソックスに移籍したトレバー・ストーリー
6年総額1億4000万ドル(約202億6000万円)という巨額の契約で今季レッドソックス入りしたトレバー・ストーリー内野手が、今季はわずか94試合の出場にとどまり、シーズンを終える見込みだ。ボストンの地元メディアは「落胆させるものだった」と総括している。
ストーリーは今季94試合に出場し打率.238、16本塁打、13盗塁。左かかとを痛め、9月19日に負傷者リスト(IL)入りしたことで、今シーズンは事実上終了している。
ボストンメディア「マスライブ・コム」はストーリーの今季を「WARはチーム5位で、それほど悪くない。二塁で強力な守備力を発揮しつつ、ときおり攻撃を引っ張り、打線に欠けていたスピードをもたらしたと評価する一方で「ストーリーのいつものスタンダードには達していなかったため、落胆させるものだった」と総括している。
ストーリーは昨季、ロッキーズで142試合に出場し24本塁打、75打点。2018年からは2年連続で30本塁打を超えている強打が魅力だ。記事は今季のストーリーが腹痛でシーズン序盤に3試合欠場し、夏場には死球で手首を骨折し38試合欠場したことに触れ、さらに9月11日(日本時間12日)にかかとを打撲し、今季最後の21試合を欠場することになる見込みだと伝えた上で、ロッキーズ時代は2017年から短縮シーズンだった2020年を除いて毎年145試合以上出場していたストーリーにとって「もっとも欠場した年になる」と指摘している。
ただ、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は、ストーリーは来期以降、大きな役割を担ってくれると期待しているようだ。記事は「彼はいい選手だ。これから多くの勝利に貢献してくれるよ」という指揮官の言葉を紹介し、来季以降に期待している。
(Full-Count編集部)