侍ジャパンから外れた選手 東京五輪代表の坂本、柳田、パのタイトル獲得者も選出なし
11月の豪州戦代表28人…セ投手3冠の阪神・青柳も外れる
野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督が4日、都内で会見を行い、11月に日本ハム、巨人、豪州代表と対戦する強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」に選出した28選手を発表した。この試合は来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた準備の一環となるが、これまで日本代表の主力を長年務めてきた選手、また今季公式戦でタイトルを獲得した選手でも選出されなかった選手がいる。
東京五輪をはじめ、長年日本代表の遊撃を守ってきた坂本勇人内野手(巨人)が外れた。今季は83試合に出場し打率.286、5本塁打にとどまっていた。野手では柳田悠岐外野手(ソフトバンク)も外れている。今季は117試合で打率.275、24本塁打。投手では千賀滉大投手(ソフトバンク)が外れた。今季は22試合に登板して11勝6敗、防御率1.94。
また、今季のタイトルホルダーもほとんど選ばれていない。パ・リーグでは41本塁打90打点で2冠に輝いた山川穂高内野手(西武)、首位打者の松本剛外野手(日本ハム)、最高出塁率の吉田正尚外野手(オリックス)、最多安打の島内宏明外野手(楽天)、盗塁王の高部瑛斗外野手(ロッテ)はいずれも名簿にない。
投手部門でも15勝、防御率1.68という大活躍を見せた山本由伸投手(オリックス)、最多セーブの松井裕樹投手(楽天)、最優秀中継ぎの平良海馬投手、水上由伸投手(共に西武)の名がない。セ・リーグでも13勝、防御率2.05の青柳晃洋投手(阪神)が選ばれなかった。
(Full-Count編集部)