大谷翔平のささやかな振る舞いが「とてもクール」 感動演出の心遣いに米注目
今季で引退するボートの打席で巻き起こったスタンディングオベーション
■アスレチックス 3ー2 エンゼルス(日本時間6日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手が見せた対応が注目を集めた。5日(日本時間6日)に行われた今季最終戦の敵地アスレチックス戦。今季で引退するアスレチックスのスティーブン・ボート捕手が打席に入る際に、マウンド上で大谷が見せた振る舞いを敵地放送席も「リスペクトを表しています」と伝えた。
ボートにとっての現役最終戦。打席に入る際に、子どもによるアナウンスが流れると、場内にはスタンディングオベーションが巻き起こった。大谷は捕手のスタッシーとともに投球姿勢を止め、マウンドから離れてボートへのスタンディングオベーションが鳴り止むのを待った。
感動的だったこのシーンで米メディア「NBCスポーツ」のアスレチックス専門ツイッターアカウント「A’s on NBCS」では、解説のダラス・ブレイデン氏が「マックス・スタッシーとショウヘイ・オオタニが外したのもまたリスペクトを表していますね。スティーブン・ボートにこの瞬間を味わう時間を与えています」と着目した。
カナダメディア「スポーツネット 590 The FAN」のショアイブ・アリ記者も自身のツイッターで「お人好しと呼んでくれていいが、私はこういうのが大好きだ。ボートが少しでも長く味わえるように、オオタニとスタッシーが外しているのもとてもクール」とエンゼルスバッテリーの振る舞いも称えていた。