大谷翔平が打ち立てた8つの“史上初快挙” 規定W到達だけじゃない偉業とは?
“オオタニ・ルール”はディクショナリー.comに追加された
メジャー5年目も二刀流で数々の偉業を成し遂げたエンゼルスの大谷翔平投手。満票でMVPに輝いた昨季にも劣らないほどの好成績を残した。エンゼルスは「ショウヘイ・オオタニ――歴史を作っている」として、今季打ち立てた数字を紹介した。
今季成績は、投手としては28先発登板で15勝9敗、防御率2.33(166イニング、自責43)、219奪三振、被打率.203(610打数124安打)。打者としては90得点、30二塁打、6三塁打、34本塁打、95打点、72四球、11盗塁、OPS.875だった。そしてさらなる偉業が続く。
まずは、史上初の選手となったものだ。同一シーズンで打者と投手両方で規定に到達した唯一の選手であり、10勝以上と30本塁打以上を同時にマークしたのも初だ。先発登板した試合の全てで「投手兼指名打者」としてとして出場し、降板後も野手として出場する“オオタニ・ルール”が今年ディクショナリー.comに追加された。今季はこれらを含め、8つの“史上初快挙”を成し遂げた。
続いて投手として達成したものも多くある。今シーズン、ア・リーグで100マイル以上(約160.9キロ)を40回以上記録した唯一の選手で、奪三振率11.87はリーグトップ。5月5日(同6日)レッドソックス戦では、今シーズンのMLB最多記録となる、29回の空振りを記録した。
さらに打者としての快挙だ。6月21日(同22日)ロイヤルズ戦でMLBとNPBを通じて、キャリアハイの8打点を記録。1試合8打点は日本人最多打点記録だった。4月10日(同11日)アストロズ戦で放った打球初速119.1マイル(約191.7キロ)の二塁打は、自身が記録した左打者による長打の最速打球速度(スタットキャスト時代)を更新した。
またオールスターでも偉業があった。投手と野手として2年連続オールスターに出場(両方でオールスターに選出されるのはMLB史上初)。その他としても、一塁到達記録はメジャートップの平均4.09秒だった。1918年のベーブ・ルースと遜色ない成績を残した大谷。その価値は高まるばかりだ。