投手イライラ…まんまとハマった打者総出の“中断” 勝つためなら「なんでもやる」

マウンド上で複雑な表情を見せたメッツのクリス・バシット【写真:Getty Images】
マウンド上で複雑な表情を見せたメッツのクリス・バシット【写真:Getty Images】

今季15勝のメッツ・バシットを攻略した“巧妙な手口”

■パドレス 6ー0 メッツ(ワイルドカード・日本時間10日・ニューヨーク)

 地区シリーズ進出を決めたパドレスの巧妙な作戦が、ネット上で話題となっている。メッツに快勝した9日(日本時間10日)のワイルドカードシリーズ第3戦。打者たちが総出となって“中断”を繰り返し、相手投手はあからさまにイライラ。ファンからは「頭がいい」「かなり有効だったみたい」との声が上がった。

 今季15勝を挙げたメッツの先発クリス・バシットを序盤から攻略したパドレス打線。その裏には、知能的な手口があったようだ。打者たちは、打席中に事あるごとにタイムを要求。投球のリズムは強制的に途切れ、バシットは首を傾げてうんざりとした表情を見せた。その苛立ちが影響したのか、4回3安打3四球3失点と本来の投球には遠かった。

 米メディア「トーキン・ベースボール」は、公式ツイッターで「パドレスの作戦はバシットの間を焦らすことで、彼はそれに苛立っている」と映像を添えて紹介。ファンも「上手く行った」「これは最高」「なんでもやっている」と注目した。バシットがアスレチックス時代に監督だったのが、現パドレス指揮官のボブ・メルビンだったのもあり「メルビン監督とバシットの対決でもあるから彼のことをよく知っているんだ……」との声もあった。

【実際の映像】投手あからさまにイライラ…パドレス打線総出の“相次ぐ中断”が「かなり有効だった」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY