エンゼルスにまた故障者 若手救援ミドルトンが右肘靱帯損傷でDL入り
今季は16試合で6セーブを記録
エンゼルスは14日(日本時間15日)、救援右腕のキーナン・ミドルトン投手が右肘内側側副靱帯を損傷し、10日間の故障者リスト(DL)入りしたと発表した。代わりに右腕フェリックス・ペーニャ投手がメジャー昇格を果たした。
また痛い故障者が出た。エンゼルスで大谷翔平選手に次ぐ24歳という若さで期待の掛かる右腕が戦線離脱する。今季はクローザーとしても起用されていたミドルトンは、1日(同2日)にも右肘炎症で10日間のDL入りをしていたが、13日(同14日)の本拠地ツインズ戦に登板中、明らかな故障で途中降板していた。ミドルトンは、今季ここまで16試合に投げて6セーブ、防御率2.04の成績。救援投手の層が薄いエンゼルスにとって大きなダメージとなりそうだ。
ミドルトンは磁気共鳴画像(MRI)検査を行ったところ、右肘靱帯に損傷が見つかった。今後はセカンドオピニオンを受け、治療法を決定していくという。
エンゼルスは今季、すでにJ.C.ラミレス投手が肘靱帯修復手術(トミー・ジョン手術)を受けて長期離脱が決定。マット・シューメーカー投手、ブレイク・ウッド投手も故障により戦列を離れている。
チームは40試合を終えて24勝16敗と大きく勝ち越し、昨季世界一のアストロズとア・リーグ西地区首位の座を争っているが、相次ぐ故障発生はチーム状況に少なからず影響を及ぼしそうだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)