大谷翔平は「よく喋り、楽しそう」 同僚だけに見せる二刀流の“超カッコいい”素顔
エンゼルスではトラウトに次ぐ古株に、チームリーダーとなった
エンゼルス・大谷翔平投手が18日、激動のメジャー5年目を終え、羽田空港着の航空機で帰国した。満票MVPに輝いた昨季に続き、今季は15勝&34本塁打をマーク。166投球回、666打席と史上初の“ダブル規定”に到達するなど投打でフル回転した。投打でチームを牽引したのはもちろんだが、舞台裏でもチームリーダーだった。
今季の開幕前にジャスティン・アップトンがチームを去り、大谷はマイク・トラウトに次ぐ古株となった。入れ替わりの激しい世界。1994年生まれの28歳より年下の選手が目立つようになった。シーズン中、23歳の新人左腕リード・デトマーズはクラブハウスでの二刀流について、こんな証言をした。
「クラブハウスやグラウンドの外ではいつもイタズラをして回っているんだ。でも、グラウンドに入った瞬間に完全に仕事モード。試合になると超真剣だ。そこが最高なんだよね。超カッコいいよ」
本拠地・エンゼルスタジアムのクラブハウスで、大谷のロッカーはほぼ中心に位置する。2人分のスペースが与えられたロッカーは常に整理されているが、相手選手のデータと見られる分厚い資料、遠征先にも持ち歩いている治療器具などがズラリ。デトマーズにとっては全てが生きる教材となっているようだ。
「素晴らしい男だし、彼と話すのが大好きだ。知識が豊富。彼は常に勉強熱心なんだ。グラウンドでも彼のウォームアップを見るとか、そういうところからも学んでいる。体のほぐし方、投球フォーム……。あとはマウンド上でのメンタルも。彼から学ぶことはたくさんある」