打者は軒並み“期待ハズレ”…緊急補強も不発 中日の低迷と重なる助っ人の低下

中日のペドロ・レビーラ(左)とダヤン・ビシエド【写真:小林靖】
中日のペドロ・レビーラ(左)とダヤン・ビシエド【写真:小林靖】

主砲ビシエドは来日7年目で自己ワーストの14本塁打

 中日は今季も苦しい戦いとなり、6年ぶりの最下位に沈んだ。この10年間でAクラスはわずか1度。低迷期を振り返ると、助っ人の迫力不足とも重なる。今季は投手陣が躍動した一方で、野手陣は軒並み苦戦。急遽加入した新戦力も全くの期待外れとなった。

【野手】
○アリエル・マルティネス捕手
82試合、打率.276(254打数70安打)、8本塁打24打点

○ダヤン・ビシエド内野手
129試合、打率.294(483打数142安打)、14本塁打63打点

○ペドロ・レビーラ内野手
21試合、打率.203(64打数13安打)、1本塁打3打点

○ギジェルモ・ガルシア外野手
2試合、打率.111(9打数1安打)、0本塁打0打点

○ルーク・ワカマツ内野手
2試合、打率.000(3打数0安打)、0本塁打0打点

 ビシエドは、シーズン終盤こそ打棒を発揮したが、序盤は苦戦。来日7年目でいずれも自己ワーストの14本塁打、63打点。チームトップとはいえ、頼みの主砲にとっては物足りない数字となった。打撃に活路を見出したA・マルティネスは、キャリア最多の8 本塁打、24打点をマークしたが、今季限りでの退団となった。

 シーズン途中の“支配下昇格組”は全滅状態。レビーラはデビュー戦で決勝弾を放つインパクトを残したが、その後は変化球に苦戦。ガルシアはわずか2試合出場にとどまった。ワカマツは今季限りで戦力外に。チームにはなかなかいない大型内野手の期待も、不発に終わった。

R・マルティネス&ロドリゲスが抜群安定感でタイトル獲得

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY