杉谷拳士がウグイス嬢“口撃”の西武へぼやき「何でドラフトしてくれなかったの」
鈴木あずささんの“イジリ”がこもったアナウンスがビジターでの名物だった
日本ハムの杉谷拳士内野手が28日、札幌市内の球団事務所で現役引退を表明した。この席で、ベルーナドームで試合の際、いつも試合前に愛ある“イジリ”アナウンスをしてくれた、西武のウグイス嬢の鈴木あずささんに感謝のメッセージを残した。
杉谷がベルーナドームで打撃練習を行う際、鈴木さんからの“口撃”が、半ばお約束と化していた。「杉谷選手が“時折”見せる鋭い打球が、スタンドに飛び込むことがございます――」と言った具合だ。杉谷の依頼から始まったものを、いつしかファンも楽しみにするようになっていた。
鈴木さんへの感謝の思いを問われた杉谷は「連絡先も分からないので、本当に今まで、たくさんの素敵なお言葉をありがとうございます。今後はどういう立場になるかわからないんですけど、西武ドームに行った際にはごあいさつさせていただきたいなと。本当に色々ありがとうございましたと書いていただければ有難いです」と話し、笑顔を見せた。
西武鉄道沿線で育った杉谷にとって、西武はいわば“地元球団”だ。「本当にファイターズで引退すると言った手前、変な話になるんですけど、ライオンズは小さなころから一番近くで見たユニホームでしたので……。寂しい気持ちもあり、じゃあ何であの時ドラフトしてくれなかったの、という悔しい気持ちもあります」と、複雑な思いも吐露していた。
(Full-Count編集部)