中日は大量17人、楽天は14人…第2次では“大物”も岐路 戦力外の通告期間終了迫る

戦力外通告を受けた岩見政暉、山口俊、平田良介(左から)【写真:荒川祐史】
戦力外通告を受けた岩見政暉、山口俊、平田良介(左から)【写真:荒川祐史】

第2次通告期間は原則日本シリーズ終了の翌日まで

「SMBC日本シリーズ2022」は30日、オリックスの26年ぶり日本一で幕を閉じた。クライマックスシリーズ終了翌日の16日から始まっていた戦力外の第2次通告期間は、31日で終了することに(移動を伴うチームは11月1日まで)。日本一を争った2チームをはじめ“駆け込み通告”があるのか注目される。

 来季に向け、大胆な戦力整理を断行している球団も少なくない。6年ぶりのセ・リーグ最下位に沈んだ中日は、第2次でも今季自己最多タイの58試合に出場した三ツ俣大樹内野手や桂依央利捕手ら7人に通告。チームでは育成を含めると計17人が戦力外となっている。

 楽天では、第2次期間で釜田佳直投手や岩見政暉外野手ら大量10人に通告し、全体では14人に。パ・リーグ最下位となった日本ハムも、23日に大阪桐蔭“最強世代”のひとり柿木蓮投手ら3人に通告。第1次と合わせ、計10人にのぼっている。

 第2次では、“実力者”も岐路に。巨人は25日、山口俊投手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表。メジャー挑戦をへて2021年に日本球界に戻るも、今季はわずか1試合登板にとどまっていた。ソフトバンクは、秋吉亮投手を戦力外に。昨季限りで日本ハムからノンテンダーでFAとなり、独立リーグをへて今季途中に加入するも2登板で防御率13.50だった。

 20日にはドラフト会議を終え、オフにはトレードや助っ人の補強も本格化してくる。チームを再構築するためにも、避けては通れない戦力外。まもなく各球団は苦渋の整理を終えることになる。

(Full-Count編集部)

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