伝説の170キロ補殺も今や昔… 103億円男の“大転落”は「とてつもなく期待外れ」
ヤンキースのヒックスが今オフの放出候補に挙がっている
ヤンキースのアーロン・ヒックス外野手が今オフの放出候補に挙がっている。かつては走攻守の3拍子揃った外野手として鳴らし、2019年にヤンキースと7年7000万ドル(約103億円)で大型契約を結ぶも、今季は130試合出場で打率.216、8本塁打と低迷し、定位置も失った。地元メディアは「とてつもなく期待外れだった」と評している。
地元メディア「NJ.com」は、ヤンキースの今オフの動きを展望。移籍の可能性のある選手としてアンドリュー・ベニンテンディ外野手とヒックスを挙げている。「とてつもなく期待外れだった」と評し、大型契約がまだ3年を残していることに触れつつも、トレードなどでの放出を模索しているとした。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、ヒックスが今季の開幕前に30本塁打&30盗塁も可能と話していたことを紹介している。終わってみれば8本塁打&10盗塁と発言の半分にも届かず、定位置を新人のオズワルド・カブレラ内野手に奪われる結果に。「彼がピンストライプのユニホームで過ごす時間が終わりに近づいていることは明らか」と予想している。
さらに「ヤンキースほどは来季への期待が高くない中規模または小規模市場のチームの、平均的な外野手になり下がるかもしれない」と移籍先にも言及している。2016年には左翼から105.5マイル(約170キロ)の補殺を記録しファンの度肝を抜いた33歳は、来季どの球団のユニホームを着ているのだろうか。