球審が初の“完全試合”達成　全129球を正確判定で「WSに相応しい」「毎試合やって」

第2戦の球審ホベルク氏は“今季最も正確な審判”

　アストロズとフィリーズが激闘を繰り広げるワールドシリーズ。29日（日本時間30日）の第2戦で、“完全試合”が行われた。米紙「ニューヨーク・ポスト」が「MLBの審判パット・ホベルクがワールドシリーズで“完全試合”判定をし、称賛される」との見出しで報じた。

　審判の判定は常に監視対象となり、ワールドシリーズではさらに綿密にチェックされる。そんな中、第2戦で球審を務めたホベルク氏は“今季最も正確な審判”と称される。審判にスコアカード（成績）をつけるツイッター「Umpire Scorecards」によると、129球全てを正しく判定し、“完全試合”を達成した。

　アイオワ州出身、36歳のホベルク氏は2017年に召集審判からフルタイムの審判に昇格。ワールドシリーズでフィールド上の審判を務めるのはこれが初めてだった。4月18日（日本時間19日）のロッキーズ-フィリーズ戦でも123球中122球を正しく判定し、“完全試合”にあと1まで迫っていた。米データサイト「コーディファイ・ベースボール」によると、平均的な審判であれば、第2戦で9つは判定ミスしていたところ、ホベルク氏は1つもミスしなかった。

「Umpire Scorecards」のツイッターによると、これが2015年に始まった同サービス史上初の完全試合。ホベルク氏は今季、正確性で95.5％を記録し、1位だったという。これにはファンからも「ワールドシリーズの球審に相応しい　すごい」「毎試合審判やってくれ」「これは素晴らしい」「美しい」と称賛の声が飛んだ。

（Full-Count編集部）