最強右腕デグロムとダルビッシュが同僚に? 米メディア“新天地予想”でパドレス浮上
獲得にはシャーザー並みの総額192億円も必要となりそうだが…
2度のサイ・ヤング賞に輝いたメッツのジェイコブ・デグロム投手が、来季パドレスでダルビッシュ有投手とチームメートになる可能性が浮上している。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」は、今オフFAになれるデグロムが来季プレーする可能性のある球団を特集。3位にパドレスを挙げている。
デグロムは今オフ、契約に含まれるオプトアウト条項を行使すれば自分から現契約を破棄し、FAとなることができる。記事は新天地を予想するにあたり、チームの予算とニーズ、優勝争いへの展望をベースにしたという。34歳のデグロムは、メッツの同僚マックス・シャーザー投手の3年1億3000万ドル(約192億円)をモデルに、次の巨額契約を目指す可能性があるため一定の予算が必要不可欠。さらに「年齢や怪我歴から、すぐに、あるいは近い将来にワールドシリーズ制覇を目指せるチームしか獲得を目指さないはずだ」と予測している。
1位はメッツと新契約を結んだうえでの残留。2位はドジャースとなっている。そしてパドレスを3位とした理由を、まずGMのAJ・プレラーが「輝く、新しいおもちゃが好きだからだ」としている。さらに今オフは先発ローテーションの一角、ショーン・マネイアとマイク・クレビンジャーがともにFAとなるという事情もあるという。
予算の面では、パドレスの2022年の支出額と、すでに確定している2023年の年俸の差はわずか2700万ドル(約39億9000万円)しかない。財政に余裕がないように見えるが「ワールドシリーズまであと3勝届かなかったため、オーナー陣はすでに大きな総年俸額を、さらに広げることをいとわないかもしれない」と予想している。
もし、デグロムに手を出さないとすれば、ここでも予算の影響が考えられるという。パドレスは2年連続で、一定の年俸総額を超えた球団に課される“ぜいたく税”を払うことになっており、2023年も超過した場合はぜいたく税の税率が現在の30%から50%まで上がることになる。「オーナー陣はそれを避けるため、支出を抑えるかもしれない」とも予想している。
(Full-Count編集部)