引退・杉谷拳士の名場面…本塁打打っても「無視じゃないか」が驚異の645万再生
5日の侍ジャパン戦で最後のユニホーム姿を披露
今季限りでの引退を表明した日本ハムの杉谷拳士内野手が、5日の侍ジャパンとの強化試合で最後のユニホーム姿を披露する予定だ。野球という枠にとどまらず、これまでグラウンド内外で様々な話題を提供してきた杉谷の名場面として挙げられるのが、左右両打席本塁打とその後の“扱い”だ。「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeで、実に645万再生を誇るシーンを振り返ってみたい。
2019年5月23日に行われた楽天戦で、杉谷は史上19人目の左右両打席本塁打を記録した。5回に右打席でソロ、6回には左打席で2ランと連ねた。現役通算16本塁打のうち2本がこの試合に集中したのだから、ここまでは“持っている男”だ。
ただ2本とも、ベース1周してベンチへ戻っても、チームメートの誰一人としてハイタッチに応じず「無視」を決め込んだ。寂しさに耐えきれなかったのか、鶴岡慎也兼任コーチに“無理やり”抱き着きに行っているほどだ。
当時、メジャーリーグの影響で、ベンチに戻ってきた選手を一旦は無視し、その後はしゃいで祝福するのが流行していた。ただ杉谷の扱いはこれとも違う。試合後のお立ち台では「サイレント・トリートメントって言いますけど。これサイレント・サイレントでただの無視じゃないかと思っています」と絶叫。ファンの笑いを誘っていた。