大谷翔平に特大弾見舞った22歳の“怪物新人” 球団46年ぶりの快挙「才能を見せつけた」
22歳グリーンが「ドラマチックな才能を見せつけた」
タイガースの新人ライリー・グリーン外野手が、全米野球記者協会のデトロイト支部が選ぶ球団MVP「タイガー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。地元メディア「Woodward Sports Network」によると、ルーキーでの栄誉は、1976年のマーク・フィドリッチ以来、46年ぶりとなった。
チームは66勝99敗と大きく負け越してア・リーグ中地区4位に沈む中で、数少ない明るい話題を提供したのがグリーンだった。今季は93試合に出場。同メディアは「華麗なディフェンスでも注目を浴びた」「毎週、頻繁に好プレーを連発していた」と守備面を特筆する。
メジャーデビューしたのは6月。「今回の受賞で最も驚くべきことは、彼がシーズン最初の10週間を欠場したことだろう」と振り返る。スプリングトレーニング終盤に足を骨折。出だしでつまずいたが、7月にはリードオフマンに定着した。1番としての76試合出場も、93試合で中堅を守ったことも、いずれも21歳の選手としては球団最多となった。
バットでは打率.253で5本塁打、42打点。同メディアは「打撃面のハイライトは、おそらく一部のファンが期待していたよりも少なかった」と指摘する。ただ、8月21日(日本時間22日)のエンゼルス戦では、大谷翔平投手から飛距離448フィート(約136.6メートル)の特大弾を放っており「怪物のポテンシャルを垣間見せた」とも。6月2日(同3日)のロイヤルズ戦で放ったメジャー1号がサヨナラ弾という“持ってる男”でもあり「ドラマチックな才能を見せつけた彼の未来は明るい」とまとめた。