退団直前に「ファンは僕にウンザリ」 ヤ軍に“捨て台詞”の大砲、新天地でも打率.162
ヤンキースからドジャースにトレード放出されたギャロの不振は止まらず
今季途中にヤンキースからドジャースにトレード放出されたジョーイ・ギャロ外野手は、新天地でも止まらぬ不振に苦しんだ。ヤンキースでは82試合で打率.159、12本塁打の成績でファンからの大ブーイングを浴びると、退団直前には「(ファンは)僕にウンザリしていると思う」と米メディアに胸中を明かしていた。しかし、移籍後も好転せず、苦悩の1年となった。
レンジャーズ時代の2017、2018年には2年連続で40本塁打以上を放ち、一躍メジャーのスター選手の仲間入りを果たした。通算打率.199ながら本塁打か、三振かという豪快なスイングは、多くのファンを魅了した。一方で、ヤンキース移籍後はそのスタイルが仇となり、確実性のない打撃に我慢ならないファンからはブーイングも。今年7月29日(日本時間30日)に若手有望株とのトレードで、追われるようにニューヨークを去った。
新天地のドジャースでは最初の9試合で3本塁打を放つなど、本来の打撃を取り戻したかに思えた。しかし、徐々に尻すぼみとなり、終わってみれば44試合で打率.162、7本塁打。ポストシーズンでは打席に立つチャンスも与えられなかった。ヤンキースの地元メディア「NJ.com」は、ドジャースがギャロを獲得したトレードを「うまくいかなかった」と切り捨てている。
今オフにはFAとなり、また新天地を探すことになりそうだ。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、ドジャースのオフシーズンの展望を分析し、「ギャロはドジャース加入後に打棒を発揮できなかった。そして再契約とはならないだろう」と予想している。
(Full-Count編集部)