筒香嘉智&有原航平、日本復帰の可能性は? 代理人が説明「NPBのオファー多数」
代理人のウルフ氏が取材対応、有原は「1年契約を探している」
FAとなった有原航平投手と筒香嘉智外野手について、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が8日(日本時間9日)、米ネバダ州ラスベガスで行われているGM会議で取材に応じ、現状を語った。苦しいシーズンとなった両選手について「NPBからのオファーは届いている」とも触れた。
有原は今年8月21日(同22日)のツインズ戦で、489日ぶりにメジャーでの白星を挙げるも、9月11日(同12日)に40人のロースター枠から外され“事実上の戦力外”となっていた。今季通算では1勝3敗、防御率9.45だった。
ウルフ氏は「コンディションはいい。今オフは通常通りのトレーニングを行っている。現時点ではマイナーのオファーは考えていない」と現在の状況を説明。「メジャーで先発としてプレーを目指している。チャンスはあるだろう。チームを探している状況だ」と言う。一方で交渉次第では日本球界も視野に入ってくるようで「メジャーで適切な契約がない時の場合のみ、NPBでのプレーを考慮する。価値を証明するために1年契約を探している」と述べた。
パイレーツでの2年目となった筒香は今季、打率.171、2本塁打、17打点と苦戦。8月に「DFA」の措置が取られ、リリースされていた。ウルフ氏は「苦しい状況が続いたが、彼はギブアップすることはない。パイレーツでは復活することができたが、スプリングトレーニングで怪我をしてしまい、プレーを続行してしまった」と振り返る。
メジャーでの戦いは3年が終了。来季に向け「NPBからのオファーは多数届いているが、メジャーでのプレーを優先している。お互い頻繁に連絡をとっている。時間はかかるだろう。現時点ではメジャー契約を1月まで探す」と、長期戦も覚悟で“米国残留”を目指していく方向性を示した。
(Full-Count編集部)