「ゴールデングラブ賞」発表 広島・菊池涼介はセ最多タイ10年連続、初受賞は7人
リーグ連覇のヤクルト&オリックスから最多3人ずつが受賞
守備の名手に贈られる「第51回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が、14日に発表された。初受賞は両リーグ合わせて7人。広島・菊池涼介内野手は、セ・リーグ最多タイとなる10年連続の受賞(10度目)となった。
セ・リーグでは、リーグ連覇を果たしたヤクルトから最多の3人が受賞。遊撃手部門では、長岡秀樹内野手が初戴冠となり、昨年まで3年連続で受賞していた巨人・坂本勇人内野手は部門4位に終わった。ヤクルト勢では、外野手部門で塩見泰隆外野手も初受賞した。
一塁手部門では、巨人・中田翔内野手が選出された。日本ハム時代にパ・リーグで4度受賞していたが、セ・リーグでは初となった。注目された二塁手部門は、結果的に菊池涼がトップを死守し、次点のヤクルト・山田哲人内野手とは27票差だった。
パ・リーグでは、捕手部門でソフトバンク・甲斐拓也捕手が6年連続6度目、遊撃手部門で西武・源田壮亮内野手が5年連続5度目と“常連組”が健在。初受賞は、外野手部門のロッテ・高部瑛斗外野手とオリックス・福田周平外野手の2人にとどまった。
球団別では、26年ぶりの日本一に輝いたオリックスから最多の3人。投手部門で山本由伸投手、三塁手部門で宗佑磨内野手がそれぞれ2年連続2度目の受賞となった。
三井ゴールデン・グラブ賞は、5年以上のプロ野球取材歴を持つ新聞社やテレビ局などの記者による投票で決定。今年の有効投票者数はセ・リーグが292人、パ・リーグが261人だった。