メジャー目指す村上宗隆が明かした“ゴジラへの敬意” 背番号55は「松井さん」

都内の日本記者クラブで会見を開いたヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】
都内の日本記者クラブで会見を開いたヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】

シーズン56発放っても…長距離砲の代名詞は背番号「55」

 今季56本塁打を放ち日本選手のシーズン最多記録を更新、さらに22歳にして史上最年少3冠王にも輝いたヤクルト・村上宗隆内野手が、14日に都内の日本記者クラブで会見。その中で、かつて巨人、ヤンキースなどで活躍し日米通算507本塁打を積み上げた松井秀喜氏へ敬意を表した。

 村上と松井氏の共通点と言えば、背番号55の左のスラッガー。1992年ドラフト1位で石川・星稜高から巨人に入団した松井氏が「55」を背負うことになったのは、当時巨人の先輩である王貞治氏が保持していたNPBシーズン最多記録の55本塁打を破るような選手に──との期待が込めらたからだ。

 松井氏以降も、本塁打量産を期待される若手に「55」が与えられる傾向は続いた。村上もその1人で、2017年ドラフト1位で熊本・九州学院高からヤクルト入りすると、「55」とともに、メディアから「燕のゴジラ」、「神宮のゴジラ」といった異名まで贈られた。こうした経緯を踏まえ、この日の会見では「記録更新で今後、長距離打者の背番号に56が用意される時代になるとすれば、歓迎しますか?」との質問も。

 村上は少し考えを巡らせた後、キッパリと答えた。「いや、なぜ55がそういう数字になったかと言えば、松井秀喜さんがあれだけ“世界”で活躍されたから。僕が56号を打ったから(今後)56を背負わせるというのは違うかなと思います。僕は松井さんのイメージで55を付けさせていただいた。本数ではないと思います」

「目標のメジャーリーガーはいない」と答えた真意

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