広島野間が3年ぶりアーチ 逆転満塁弾の活躍に指揮官「貪欲にやってほしい」
野間は1年目以来となる3年ぶり通算2本目のホームラン
広島は19日、マツダスタジアムで行われたヤクルト戦に5-2で勝利した。先発の大瀬良が6回2失点でリーグトップタイとなる6勝目。野間がルーキーイヤー以来、3年ぶりプロ通算2号となる逆転満塁弾を放ち、勝利に大きく貢献した。
グラウンドスラムは「生まれて初めて」という野間。緒方監督は「ツーアウトからだったけど、(鈴木)誠也や新井がフォアボールでつないでくれた。ピッチャーの失投だと思うけど、今は必死になってやっているし、結果もついてきている」と、ドラフト時には自ら熱望して獲得した秘蔵っ子の一打を喜んだ。今季1号はプロ通算2本目の本塁打。3年ぶりの一発だが「覚えているよ。ルーキーの年だったよね」と指揮官は即答。「飛ばす力があるのはわかっていたけど、今季は特に強い打球を打つように、継続してやっている。これからも貪欲になってやってほしい」と、さらなる活躍を期待した。
6回2失点の大瀬良は「全体的に感覚がよくなかった」と振り返ったが、緒方監督は「粘りながら、しっかり投げてくれた」と先発として最低限の役割を果たしたことを評価した。「中継ぎ陣もきっちり投げたね」とご機嫌だった指揮官。「ナイスゲームでした」と快勝の際の常套句になりつつある言葉で会見を締めくくった。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)