「年齢による上下関係があるんだ」 巨人助っ人、驚いた日本の文化は“敬語”
新助っ人として23本塁打を放ったウォーカーが、異国での1年を振り返る
巨人の新助っ人として期待以上の活躍を披露したアダム・ウォーカー外野手が、異国での1年を振り返っている。昨年までプレーしていた米独立リーグのミルウォーキー・ミルクメンの地元紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」のインタビューで、日本語の難しさについて明かしている。特に敬語を使う文化は、新鮮に映ったようだ。
コロンビアやメキシコでのプレー経験があり、海外での生活には慣れていたという。日本語についても来日前から外国語学習アプリで勉強していたが、実際に使うとなると苦戦したようだ。「スペイン語はうまく喋ることはできないけど、少なくとも読むことはできた。店でメニューを見て食べ物を注文できた。でもここに来た時、僕は日本語が読めないってことを改めて思い知らされたんだ」と振り返っている。
その一方で、チームでは通訳に「すごく助けてもらっている」とプレーに支障はなかったという。プライベートでは「自分でなんとかするしかない」と、翻訳機能をフル活用して東京での生活を楽しんでいるようだ。「幸いなことに、僕がいる東京は、英語にフレンドリーな街だ。だから、レストランに行けば、英語のメニューがあったり、ウエイターが少し英語を話せたりして、助けてもらっている」と明かしている。
その中で、新しい経験となったのは敬語の文化だ。「年齢による上下関係があるんだ。『ありがとう』と言いたい時、上司やコーチなど年上の人に言う場合は、より丁寧に『ありがとうございます』と言うんだよ。相手によって、いろいろな話し方があるんだ」と新鮮に映ったようだ。持ち前の適応力で1年目から23本塁打を放ったウォーカー。来季の去就はまだ発表されていないが、さらなる活躍に期待がかかる。
(Full-Count編集部)