大阪桐蔭が史上初の“秋連覇”挑戦 明治神宮大会が18日開幕、注目の好カードは?

大阪桐蔭・前田悠伍(左)と広陵・真鍋慧【写真:中戸川知世】
大阪桐蔭・前田悠伍(左)と広陵・真鍋慧【写真:中戸川知世】

昨年の覇者・大阪桐蔭はエースで主将の左腕・前田悠伍が軸に

 秋の日本一を決める「第53回明治神宮野球大会」が、18日から神宮球場で開幕する。高校の部は各地区で優勝を果たした10校が出場。史上初の“秋連覇”を目指す大阪桐蔭を中心に、今大会の見どころを紹介していく。

 大阪桐蔭は、エースで主将の左腕・前田悠伍投手(2年)が昨年に引き続き中心になる。今春の選抜、夏の選手権大会でも主戦として活躍し、今秋の近畿大会決勝でも報徳学園(兵庫)を相手に3安打完封と存在感を示した。

 18日の1回戦では、開幕ゲームとなる第1試合で東海王者の東邦(愛知)と対戦。最速149キロ右腕のエース・宮国凌空投手(2年)、打線では中日の石川昂弥内野手の弟・瑛貴内野手(2年)が4番に座り、初戦から好カードが実現した。神宮連覇には、4勝が必要になる。初日の第2試合では、初出場となる関東王者の山梨学院が、四国王者の英明(香川)と対戦する。

 19日の第1試合に行われる2回戦では、今夏の甲子園を制した仙台育英(宮城)が、九州王者の沖縄尚学(沖縄)と対戦。仙台育英は優勝メンバーの高橋煌稀(2年)、湯田統真(2年)、仁田陽翔(2年)の投手陣に正捕手の尾形樹人(2年)が残る。東北大会でも9試合で10失点と安定した成績を残している。

 続く第2試合では、昨年の神宮大会で準優勝した広陵(広島)と東海大菅生(東京)が対戦する。広陵は1年生の時から注目を集めていたスラッガー・真鍋慧内野手(2年)、東海大菅生は身長195センチ、体重95キロの大型右腕・日当直喜投手(2年)に注目だ。

 優勝した高校の地区には「明治神宮大会枠」として来春選抜の出場枠が1つ増えるだけに、当落線上にいる各地区のチームにとっては重要な要素になる。

(Full-Count編集部)

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