定位置には343億円男が君臨…エ軍は新戦力をどう使う? GMが語った起用法
ツインズからトレード加入したウルシェラは今季自己最多の144試合出場
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは18日(日本時間19日)、ツインズのジオ・ウルシェラ内野手をマイナーのアレハンドロ・ヒダルゴ投手との交換トレードで獲得したと発表した。今季自己最多の144試合に出場し、打率.285、13本塁打、64打点をマークした31歳をどのように起用するのだろうか。
ペリー・ミナシアンGMが取材に応じ「本来のポジションは三塁だが、必要であれば一塁も守れる。二塁や遊撃もある。打撃ではコンタクト能力もあり貢献してくれる。(守備の)万能性がある」と語った。
三塁には2020年シーズンから7年総額2億4500万ドル(約343億円)の大型契約を結んでいるレンドンが君臨。ウルシェラのこれまでの出場は三塁が548試合と圧倒的に多いながら、一塁3試合、二塁5試合、遊撃43試合、左翼1試合とユーティリティ選手でもあるとはいえ、ウォルシュ、フレッチャーらもいる。
全員が健康な場合のウルシェラの起用法について、ミナシアンGMは「嬉しい悩みごとだ。全員が毎試合出場できる状態というわけではない。彼を毎日出場する選手と考えた場合、多くのポジションを守れる存在として考えることができる。昨年の状況を振り返ると、厳しいときもあった。内野に故障者が何人か出て、日常的なレベルで起用した選択肢に必ずしも我々が満足することはなかった。彼の加入を嬉しく思う」と歓迎した。
三塁を守らない場合の最適なポジションは「一塁だと思っている」と話す。「彼は多くの異なるポジションでプレーした経験がある。スプリングトレーニングでは外野での彼の動きを見るかもしれない」と幅広い可能性を口にした。またレンドンとウォルシュがシーズン開幕時に万全の状態になっているかと聞かれると「そう願っている。彼らは今いい状態だ。スプリングトレーニングに向けて順調に進んでいる」と明かした。
16日(同17日)には今季15勝を挙げ、ドジャースからFAとなった先発左腕タイラー・アンダーソンを獲得。2014年以来のポストシーズン進出へ、積極的な補強に敢行しているが「詳細を話すつもりはないが、我々は今も内野、外野、ベンチ、ブルペンを改善したいと思っている。今オフにやるべきことがまだ残っている」とさらなる動きをみせそうだ。
(Full-Count編集部)