“18人入れ替え”…新井カープが大刷新 長野を無償で放出、2年前の守護神も退団
元ドラ1の白濱や安部ら8選手が戦力外となった
広島は今季66勝74敗3分けで5位。2016~2018年のリーグ3連覇後、4年連続でBクラスとなり佐々岡真司監督が在任3年で退任し、球団OBの新井貴浩氏が監督に就任した。今オフはここまで支配下8選手に戦力外を通告し、1人を無償トレードで放出、助っ人1人が退団。来季巻き返しへ戦力の入れ替えが進んでおり、今後も動きが見込まれる。
支配下66人で開幕を迎えた今季は、育成だった持丸泰輝捕手が6月に支配下契約を結び、6月末に秋山翔吾外野手を獲得。68人でシーズンを終えた。このオフは中田廉、菊池保則、山口翔、田中法彦、高橋樹也、白濱裕太、安部友裕、中神拓都の8選手が戦力外通告を受けた。白濱は2003年、安部は2007年高校生ドラフト1巡目の選手だ。
また、今季国内FA権を取得した西川龍馬、野間峻祥は行使せずに残留。一方で、4年間在籍した長野久義外野手を無償トレードで巨人に放出し、5年間プレーし、2020年には19セーブを挙げた左腕ヘロニモ・フランスアも退団となった。
先月のドラフト会議では支配下で7人を指名。新助っ人として前アスレチックスのマット・デビッドソン内野手を獲得した。2017年からホワイトソックスで2年連続20本塁打以上を記録するなど、メジャー通算54本塁打を誇る。既にドリュー・アンダーソン投手、ニック・ターリー投手、ライアン・マクブルーム内野手らの残留も決まっている。
2020年育成ドラフト2位の二俣翔一内野手を11月に支配下登録した。支配下登録の枠も余っている。今後も補強が十分に予想され、5年ぶり優勝に向けどんな手を打ってくるのか、注目される。
(Full-Count編集部)