「誰も知らなかったら…」 巨人ウォーカー、心に響いた来日前のG流“お膳立て”
地元紙インタビューで巨人入りも回顧「あっという間の出来事」
巨人の新助っ人として23本塁打を放ったアダム・ウォーカー外野手が、異国での1年を振り返った。昨年までプレーしていた米独立リーグのミルウォーキー・ミルクメンの地元紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」のインタビューに応じ、巨人入りの経緯やチームへの感謝を語った。
ウォーカーは2021年にミルクメンで2度目のMVPを獲得。プレーオフで敗れたあと、メキシコでプレーしていた。しかしすぐに代理人から巨人が興味を持っていることを知らされた。コーチたちに状況を説明し、プレーする機会を与えてもらったことに感謝しつつ11月にミルウォーキーに戻り、身体検査と日本政府への書類提出を行った。「あっという間の出来事だった」と振り返っている。
そして今年1月に来日予定だったが、新型コロナウイルスの影響で3月に延期に。そこで巨人は同じく新助っ人のポランコ、アンドリースと3人による米アリゾナ州でのキャンプを2月に実施。野球の練習だけでなく、日本語や日本文化も教わったという。
約2週間のキャンプを終え、ビザを取得後に他の選手とともに来日。「(チームメートになる)他の選手に会うことができたのはよかったよ。日本に到着したときには、顔見知りの人がいて話ができた。もしシーズンが始まる1~2週間前に日本に着いて誰も知らない状態だったら、随分違う感じだっただろう」とウォーカーが話すように、約2週間のキャンプは有意義な時間となったようだ。
来日1年目は124試合の出場で打率.271、23本塁打、52打点、OPS.821。苦戦していた外野守備も徐々に上達をみせた。さらに日本に慣れるであろう来季はどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。