“獲得発表”の裏で引退選手も続々… 昨年は僅か1人、今年のトライアウト合格率は?

ヤクルトが獲得した元中日・三ツ俣大樹(左)とソフトバンクが獲得した元楽天・渡邊佑樹【写真:荒川祐史】
ヤクルトが獲得した元中日・三ツ俣大樹(左)とソフトバンクが獲得した元楽天・渡邊佑樹【写真:荒川祐史】

21日にはソフトバンクが左腕・渡邊佑樹の獲得を発表

「12球団合同トライアウト」が終わり、約2週間が経過した。21日にはソフトバンクが楽天から戦力外となった渡邊佑樹投手の育成での獲得を発表。既に前中日の三ツ俣大樹内野手がヤクルトへ、前ロッテの西巻賢二内野手はDeNAが獲得を発表しており、これでトライアウト“合格者”は計3人となった。狭き門を潜り抜けた選手がいる一方で、引退を決断する選手も増えてきている。

 中日を戦力外となった三ツ俣は、前ヤクルトの寺島成輝投手から中前打を放つなど3打数1安打。西巻は3打数0安打1四球。渡邊は打者3人を相手に三振、三ゴロ、二ゴロだった。西巻と渡邊は育成からのスタートになるが、新天地で返り咲きを目指す。

“合格者”が発表される一方で、引退を決断した選手もいる。2016年ドラフト1位でヤクルトに入団した寺島は引退を発表。他にも2011年ドラフト2位の楽天・釜田佳直投手や、広島・安部友裕内野手、日本ハム・谷川昌希投手もトライアウトを受験も連絡はなく、引退を決断した。

 合格率5%と言われるトライアウト。昨年は33人が受験し、入団が決まったのは古川侑利投手(日本ハム)のみ。今年も49人中3人しか“合格”していない狭き門だが、まだ動きはあるだろうか。

(Full-Count編集部)

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