中日移籍の涌井に「ユニホーム姿、大丈夫ですか？」　楽天ファン感で島内が珍発言連発

登場曲の理由は「こんなこと言いたくないが、もともとロッテファン」

「楽天イーグルスファン感謝祭2022」が23日、楽天生命パーク宮城で行われ、今季最多安打のタイトルを獲得し、シーズン中からユニークなコメントで知られる島内宏明外野手がトークショーで“珍言”を連発。阿部寿樹内野手とのトレードで中日移籍が決まった涌井秀章投手も姿を見せた。

　島内は銀次内野手と2人でトークショーに臨み、軽妙な掛け合いで何度もスタンドの爆笑を誘った。今季の登場曲にTUBEの「海の家」を使用したことについて、「こんなことは言いたくないけれど、僕はもともとロッテファンで、西岡剛さんが使っていたので僕も使わせていただいた。結構（スタンドのファンと）一体になっていたので、来季も使おうかどうか迷っています」と明かした。

　一方、涌井とのトレードで加入し、前日22日に入団会見を行った阿部は、島内の明大時代の同級生。前日にトレーニングルームで顔を合わせたそうで「阿部は、僕が練習をしていたことにびっくりしていました。僕は大学時代に（個人練習を）やったことがなかった。彼は真面目に野球をやっていましたけど」と笑わせた。銀次も阿部と同じ岩手県出身で「それを最近知りました。うれしい」と話し、歓迎ムードを醸し出した。

　最後に来年の目標を聞かれると、銀次が「日本一。そして最低3割打って、みんなを喜ばせたい」と語ったのに対し、島内は「最近トレード多いので、1年間このユニホームを着ていられることを目標にしたい」。もちろん、島内は2020年オフに4年契約を結び2年目が終わったばかり。移籍の可能性がほぼないことは、ファンも承知の上だ。

　このトークショー中、中日移籍が決まった涌井がネット裏観客席に突如出現。他の選手同様ユニホームの上に楽天のジャンバーを着ていた。2人から「涌井さんです！」「ユニホーム姿、大丈夫ですか？」と紹介され、スタンドから拍手が沸き起こると、手を振って応えた。この日の涌井は会場のあちこちを自由に歩き回り、まさに“神出鬼没”だった。