群抜くDeNA左腕の安定感、多くが苦戦…巨人35歳も自由契約に 国内移籍の助っ人明暗
今季70登板のDeNAエスコバーは2017年途中にハムから移籍した
DeNAは23日、エドウィン・エスコバー投手、ネフタリ・ソト内野手、タイラー・オースティン外野手の来季残留を発表した。2017年途中に日本ハムからトレード加入したエスコバーは来季NPB7シーズン目を迎える。ここではNPB球団内でトレードを経験した主な外国人選手を振り返る。
2017年に日本ハムに加入したエスコバーは同年7月に黒羽根利規とのトレードでDeNAに。今季はリーグ2位の70登板で自己最多の34ホールドをマークするなど、ブルペンに欠かせぬ存在になっている。
一方、巨人を自由契約になった35歳のゼラス・ウィーラーは2015年から楽天でプレー。2020年6月に池田駿とのトレードで巨人へ移籍し、昨年は121試合出場で打率.289、15本塁打をマークした。しかし今季は30試合で打率.196、2本塁打にとどまった。
2020年に広島に加入したDJ・ジョンソンは同年9月に楽天へ移籍。広島では14登板で防御率4.61。楽天では16登板で1勝4ホールド、防御率3.07の成績を残して自由契約となった。201センチの長身選手、スティーブン・モヤは来日2年目の2019年途中に中日からオリックスへ移籍。2021年は106試合出場で13本塁打をマークしたが自由契約になった。
2014、15年にロッテに在籍し、16年から巨人でプレーしていたルイス・クルーズは17年7月末に金銭トレードで楽天へ。しかし、新天地でも13試合出場にとどまり自由契約になった。ルイス・メンドーサは日本ハム4年目の2017年途中にウェーバー公示され、阪神に移籍。だが、4登板で0勝2敗に終わった。2009年に巨人の日本一に貢献したウィルフィン・オビスポは2011年に日本ハム移籍も2登板のみで自由契約となった。トム・エバンスは阪神2年目の2002年5月に交換トレードで西武へ。78試合で打率.252、15本塁打で優勝に貢献も自由契約になった。
古くは1988年6月、ラルフ・ブライアントが出番のなかった中日から近鉄へ移籍。同年に74戦で34本塁打を放つと、翌1989年は49本塁打で優勝に大貢献。通算259発で本塁打王に3度輝いた。また、1978年に39本塁打でヤクルト初Vの立役者となったチャーリー・マニエルは同年オフに3対2の交換トレードで近鉄へ。移籍1年目に37本塁打でMVPに輝き、今度は近鉄の初Vを導いた。
(Full-Count編集部)