巨人右腕ら4投手が今オフ戦力外、3年で引退した中日ドラ1 14年U-21代表の“現在地”

カブス・鈴木誠也、楽天を戦力外となった森雄大、現役引退を表明した巨人・桜井俊貴(左から)【写真:ロイター、荒川祐史】
カブス・鈴木誠也、楽天を戦力外となった森雄大、現役引退を表明した巨人・桜井俊貴(左から)【写真:ロイター、荒川祐史】

巨人・桜井は引退を決断、中村勝、森雄大、戸田隆矢も戦力外に

 今オフに戦力外通告を受け、現役引退を決断した巨人・桜井俊貴投手。2015年ドラフト1位で入団した29歳右腕は通算110登板、13勝12敗10ホールド、防御率5.18でユニホームを脱ぐ。立命館大3年時の2014年には「21Uワールドカップ」に出場して国際経験も積んだ。ここでは当時のメンバーの現在地を紹介する。

 2014年11月に実施された同大会で、日本代表はプロアマ混成でチームを構成。21歳以下の21人とオーバーエージ枠の3人、計24人が選出された。結果は準優勝で、優勝は台湾だった。現在も活躍する選手は多く、投手では日本ハム・上沢直之、オリックス・山岡泰輔、ヤクルト・田口麗斗らは今季も存在感を発揮した。平良拳太郎(当時巨人、現DeNA)はトミー・ジョン手術を経て今季2軍で実戦復帰した。

 既に現役を離れている選手も多い。同年10月のドラフト会議で中日から1位指名されていた野村亮介は球団のエースナンバー「20」を着けたが、1年目の2015年に3登板(0勝0敗、防御率10.13)しただけで2017年オフに戦力外となり、引退した。現在は打撃投手を務める。

 左腕・横山雄哉も同年に阪神にドラ1指名されたが、2020年を限りに引退。通算3勝にとどまった。熊原健人は2015年ドラ2でDeNAに入団も通算4勝で2020年を限りに引退した。今オフには桜井の他に、オリックス・中村勝(当時日本ハム)、楽天・森雄大、広島・戸田隆矢が戦力外通告を受けた。

 野手では、この大会で首位打者&ベストナインに輝いた鈴木誠也が広島での活躍を経て、今季メジャーに渡った。日本ハム・近藤健介は今オフにFA宣言し、その動向が注目を集めている。オーバーエージ枠でこの大会に出場し、遊撃手のベストナインと最優秀守備選手に選ばれたソフトバンク・牧原大成は今季キャリアハイの成績を残した。

 他にもオリックス・若月健矢、DeNA・柴田竜拓らが1軍で活躍。広島・三好匠(当時楽天)、阪神・北條史也も現役を続けている。一方、巨人・辻東倫は2018年に引退、楽天・榎本葵はヤクルトや独立リーグを経て引退。DeNA・高城俊人は今オフに戦力外通告を受けた。大会から8年の月日が経ち、選手の年齢は30歳前後に。その後のキャリアは様々な表情を見せている。

(Full-Count編集部)

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