ダルビッシュが待望の今季1勝目 指揮官「初回後に速球の制球がよくなった」
今季8試合目のマウンドで日米通算150勝目
カブスのダルビッシュ有投手が20日(日本時間21日)、敵地レッズ戦で6回2安打7奪三振5四死球1失点(自責1)で今季初勝利を飾った。先発8試合目での白星は日米通算150勝目。カブスのジョー・マドン監督は「初回を終えた後から速球の制球がよくなった」と好投の要因を分析した。球団公式サイトが伝えている。
ダルビッシュは初回、先頭ブランディーノに四球を与えた後、1死後にボットに中前打、ジェネットに死球で満塁とする。デュバルから空振り三振を奪って2死とするも、シェブラーに遊撃内野安打を許して1点を先制された。だが、2回以降はレッズ打線を寄せ付けず。3四死球で走者を出したが、許した安打はゼロと力投した。
7回の打席で代打を送られて94球(57ストライク)で降板したが、試合後にマドン監督は「打順が回ってこなければ7回も続投させたと思う」と話したという。この日のダルビッシュについて「違いは、初回を終えた後から速球の制球がよくなったこと。そして、スライダーがさらに手強いものになった」と称賛。「私の見解では、マウンド上でリズムを掴むと、考え過ぎずピッチングに集中できるようだ」と分析したそうだ。
ダルビッシュの力投に応えるかのように、打線は2回にシュワーバーとバエスのアベック弾で逆転に成功。さらに5回にはゾブリストがソロ弾を放つなど6-1と快勝した。
今季からカブスに移籍した右腕は、なかなか勝ち星に恵まれなかったが、この日の勝利でようやく1歩前に進めた。
(Full-Count編集部)