3年連続40HR→メジャー出場ゼロの“転落” 元本塁打王が過ごした屈辱の1年
元アスレチックスのクリス・デービスは再起できるか
3年連続で40本塁打以上を放ったかつての大砲が、屈辱の1年を過ごした。メジャー通算221発を誇るクリス・デービス外野手は今季、自身初のメジャー出場ゼロ。メキシカンリーグや独立リーグでプレーした。来月35歳を迎えるスラッガーは、このままキャリアを終えていくのか……。
2013年にブルワーズでメジャーデビューを果たし、56試合で11本塁打を放って頭角を現した。以降2019年まで7年連続で2桁本塁打をマーク。アスレチックスに移籍した2016年からは42発、43発、48発と打ちまくり、2018年には本塁打王に輝いた。
下降線に変わったのが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で短縮シーズンとなった2020年。30試合でわずか2本塁打に終わった。翌2021年はレンジャーズにトレードされるも、わずか22試合出場で事実上の戦力外となる「DFA」に。アスレチックスに復帰するも、この年は計42試合で3本塁打。オフに自由契約となった。
今季当初はメキシカンリーグの「ディアブロス・ロホス・デル・メヒコ」に所属し、12試合で打率.119、2打点。7月には米独立リーグ・アトランティックリーグの「ケンタッキー・ワイルドヘルス・ゲノムズ」と契約した。
打棒復活の兆しはある。独立リーグでは54試合に出場し、17本塁打46打点、打率.271(188打数51安打)の好成績を残した。9月に自由契約となり、現状では去就は決まっていない状況。再びメジャーの舞台で豪快なアーチを放つ日はやってくるのか。反攻の2023年にできるか注目される。
(Full-Count編集部)