日本vsドイツ、野球で戦ったらどうなる? 大物メジャー2人…欧州の強豪国の実力
2019年に36本塁打を放ったツインズのマックス・ケプラーはドイツ出身
ワールドカップで日本代表がドイツ代表に歴史的勝利を挙げたサッカー界。こと野球で両国が対戦すると、どうなるのだろうか。日本ではあまり知られていないが、野球ドイツ代表はメジャーリーガーやマイナーリーガーを中心に構成され、欧州の中では強豪国の位置づけだ。来年3月のWBC出場をかけた予選で敗れて初の本戦出場は逃したが、その実力を見ていきたい。
最新の世界ランキングでは18位で、WBC、プレミア12、五輪の出場経験はない。9月に地元のレーゲンスブルクで開催されたWBC予選A組では、元メジャーリーガーらを揃えて本命と見られていたが、2回戦で英国、敗者復活2回戦でチェコに敗れた。この予選でのラインナップを元に、本大会に出場できていれば参加する可能性もあった現役メジャーリーガーを加えた予想オーダーを紹介する。
メジャーで活躍する大物選手は、ツインズのマックス・ケプラー外野手とカージナルスのブレンダン・ドノバン内野手。ベルリン出身のケプラーは、野球の盛んではないドイツで少年時代を過ごしたが、海外FAでツインズと契約。2019年には36本塁打を放った。ドノバンは、今季の新人王投票で3位に入った25歳の遊撃手。米国育ちの米国人だが、父の勤務地の関係でドイツで生まれたため、出場資格を満たしている。
予選では、元フィリーズで韓国・NCでのプレー経験もあるアーロン・アルテール外野手、元ロイヤルズのブライアン・フリン投手らが主力としてチームを引っ張った。メジャーリーガーを招集した侍ジャパンより層は薄いものの、番狂わせを起こす可能性のあるメンバーが揃っている。来年3月の本大会での対戦は残念ながら実現しなかったが、もし対戦すればワールドカップでの立場とちょうど反対くらいの実力差になりそうだ。