鈴木誠也、WBC出場の可否は「年内までには」 複雑な心境「結構悩んでいます」
悩める胸中「もちろん出たい気持ちもありますが、球団との兼ね合いもある」
カブスの鈴木誠也外野手が27日、来年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場について「それはまだわからない。いろいろ話し合って……。僕だけで決められることではない」と言うにとどめた。鈴木は2017年第4回WBC、第2019年WBSCプレミア12、2021年東京五輪に出場。プレミアと東京五輪では全試合で4番を務めた。
心が揺れている。「もちろん出たい気持ちもありますが、球団との兼ね合いもある。(8月に侍ジャパン監督の)栗山さんも米国に来てくれて、お食事をさせてもらって、いろいろなお話聞かせてもらって、すごくいい人だと思いました」と状況を説明。日の丸を背負う意義も、誇りも知っているが「球団の意向も尊重しなければならない立場で、しっかり契約もしてもらっていますし、僕の意見だけを突き通せる立場ではない」と複雑な心境を明かした。
迫る決断の時。「結構悩んでいます。年内までには……。年内には球団と話すと思う。栗山さんもいろいろ考えていると思うので、なるべく早めに答えを出したい」と見通した。
メジャー1年目の今季は、故障に見舞われながらもカブスの右翼レギュラーとして111試合14本塁打46打点、打率.262をマーク。この日は、MLBジャパンが沖縄セルラースタジアム那覇で開催した草野球の全国決勝大会「MLBドリームカップ2022」にスペシャルゲストとして参加。草野球チームの投手との真剣勝負、かつて日米を股にかけて活躍した野球解説者・岡島秀樹氏を投手役にしてのホームラン競争参戦、決勝戦のライブ配信の解説などに取り組んだ。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)