配置転換は正しかった? 8年ぶり先発も防御率9.00、“吹田の主婦”は日本一貢献

日本ハム・杉浦稔大、侍ジャパンにも選ばれたオリックス・山崎颯一郎、DeNA・入江大生(左から)【写真:荒川祐史】
日本ハム・杉浦稔大、侍ジャパンにも選ばれたオリックス・山崎颯一郎、DeNA・入江大生(左から)【写真:荒川祐史】

オリ山崎颯は8月から中継ぎとなり最速160キロの直球を武器に存在感

 プロ野球の各球団は、来季に向けた補強が本格化している。投手陣では先発から救援、救援から先発など役割を変える選手もいるだろう。ここでは今季開幕時、ならびに途中に配置転換となった選手はその後どうなったのかを見ていく。

 オリックスの26年ぶり日本一に貢献した山崎颯一郎は昨季まで主に先発を担い、今季もスタートも先発だった。しかし4月に登録抹消されると、1軍復帰した8月からは中継ぎに。最速160キロと威力ある直球を武器に存在感を示した。“吹田の主婦”の愛称で知名度も一気に全国区となった。

 DeNAの入江大生はプロ2年目の今季、57試合の登板で10ホールドと飛躍。昨季は全て先発で4戦4敗、防御率7.85と苦汁をなめただけに、短いイニングで輝きを取り戻したといえる。

 昨季も先発と救援を経験した西武の平井克典は、今季は救援でスタートし、5月に先発に役目を変えた。しかし先発では13試合で4勝5敗、防御率3.27と救援時(防御率1.53)ほどの安定感はなかった。中日の岡田俊哉は8年ぶりに先発したが2戦2敗、防御率9.00と再起を図ることはできなかった。

 日本ハムの杉浦稔大は、昨年チームトップ28セーブをマーク。しかし今季は初登板だった3月25日ソフトバンクとの開幕戦で1/3回を3失点で敗戦投手に。セーブを記録しないまま、7試合の救援を経て4月下旬から先発に転向。9試合で3勝5敗、防御率5.35と苦しい結果となった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY