元3冠王カブレラが来季限りで引退 最終年にかかるイチロー超え&WBC5大会連続出場
昨季中に通算3000安打、500本塁打の大台に到達、来季が8年契約最終年
2012年に3冠王に輝いたタイガースのミゲル・カブレラ内野手が来季限りで現役引退すると明かした。昨季中に通算3000安打、500本塁打の大台を突破。「野球にサヨナラを言う時が来たのだと思っている」と話した。MLB公式サイトが伝えている。
ベネズエラ出身のカブレラは2003年にマーリンズでメジャーデビュー。2008年からタイガーズでプレーし、2012年には打率.330、44本塁打、139打点で3冠王に輝いた。首位打者4度、本塁打王2度、打点王2度に輝き、2012、2013年とMVPを2年連続受賞。オールスター戦には12回選出されている。
来季がメジャー21年目。来年4月18日には40歳を迎える。「最後の年になると思う。そう口にするのは、ちょっと変な感じだけどね」。今季は112試合出場して打率.254、5本塁打、43打点。2016年から結んだ8年2億4800万ドルの契約も来季が最終年となる。
ここまで歴代25位の通算3088安打を記録。24位のイチロー(3089安打)をはじめ、歴代安打記録ランキングを駆け上がる可能性がある。「私の目標の一つは、怪我をせずにシーズンを通してプレーして、タイガースにより多くの勝利をもたらすことなんだ」と意気込みを口にしている。
エンゼルス・大谷翔平投手への試合中のイタズラも話題になった。ベネズエラ代表として2006年の第1回大会から出場を続けてきたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)には来年3月も出場を望んでいる。「是非プレーしたい。チャンスをもらえればプレーするよ」。引退後もデトロイトでの野球に関わりたいという。
(Full-Count編集部)