優勝しても「16%」、6人全員を自由契約の球団も… パの助っ人、来季の“残留率”は?
最下位の日本ハムが意外にも、パ・リーグで最も高い「71.4%」
パ・リーグでは今季、外国人野手が1人しか規定打席に到達しないという異例のシーズンとなった。日本野球機構(NPB)は2日、2023年度の契約保留選手名簿を公示し、各球団が来季契約の意思がある選手が掲載された。ここでは各球団に今季在籍した外国人選手の中で、何人が残留する見込みとなっているのか見ていきたい。
ロッテは今季6選手が在籍したが、名簿に記載されたのは“ゼロ”だった。ここから再契約の可能性もあるが、守護神を務めたロベルト・オスナ投手の去就には注目が集まっている。26年ぶりの日本一に輝いたオリックスも、助っ人は苦戦した。6選手中、名簿に入ったのはジェイコブ・ワゲスパック投手ひとり。“残留率”は「16.6%」で、野手は総入れ替えになりそうだ。
西武はボー・タカハシ投手とディートリック・エンス投手の2選手の残留が決まっている一方、パ・リーグの野手で唯一規定打席に到達したブライアン・オグレディ外野手ら3選手は退団で「40%」。ソフトバンクはシーズン中に退団したタイラー・チャトウッド投手を含めて7選手が在籍し、3選手が名簿に記載された。長年活躍しているキューバ勢のアルフレド・デスパイネ外野手とジュリスベル・グラシアル内野手は外れたが、この2人は過去にも一旦自由契約となり、再契約したことがある。
楽天は4選手と少数精鋭の体制だったが、2選手が退団となって「50%」。2019年から4シーズン在籍したアラン・ブセニッツ投手もチームを去ることが決まっている。最下位の日本ハムが意外にも、パ・リーグで最も高い「71.4%」となった。7選手中、レナート・ヌニエス内野手と王柏融外野手を除く5選手が記載されている。
(Full-Count編集部)