田中将大、5回2被弾4失点も打線大量援護で5勝目 松坂超える米通算57勝
今季最多5四死球と苦しむも米通算57勝でダルビッシュに並ぶ
ヤンキースの田中将大投手が21日(日本時間22日)、敵地でのレンジャーズ戦に先発し、5回を2被弾含む3安打3奪三振5四死球4失点(自責4)と苦しんだが、打線の援護に恵まれて5勝目(2敗)。これで松坂大輔(56勝)を抜き、ダルビッシュに並ぶ歴代日本人投手4位タイの通算57勝目とした。チームは10-5で3連勝を飾った。
44歳右腕コローンと投げ合いになったこの日。田中は序盤から制球に苦しんだが、味方打線が2回にトーレスの5号2ランなどで3点を先制し、早々に援護をもらった。直後の2回、先頭ギャロに右翼2階席に飛び込む特大ソロを被弾。4-1と3点リードで迎えた4回には、2四球などで1死一、二塁としたところで、オドールに右中間スタンドへ同点3ランを運ばれた。
試合の流れがレンジャーズに傾いたかと思われたが、ここでも打線が奮起。5回にジャッジが12号ソロで勝ち越しに成功すると、6回にはトーレスの2打席連続弾などで3点を追加し、8-4と大きくリードを広げた。
田中は5回を投げ終えて76球(43ストライク)だったが、ブーン監督は6回から2番手グリーンを起用。田中は勝利投手の権利を持ったまま降板した。
その後も打線の勢いは衰えず。9回にはヒックスが5号2ランを放って2桁得点に成功し、3連勝でア・リーグ東地区首位を堅守した。
メジャー通算57勝目を挙げた田中は、ローテーション通りならば次回は27日(同28日)本拠地エンゼルス戦に先発予定。この試合では大谷翔平投手も先発すると見られ、田中VS大谷というファン垂涎の投げ合いが実現しそうだ。
(Full-Count編集部)