日本シリーズ“大躍動”で800万円増は「安すぎる」 SNSでは不満噴出も…難しい査定基準
比嘉は今季30試合に登板し5勝0敗、1セーブ5ホールド、防御率2.53の成績
今シーズン、26年ぶりの日本一に輝いたオリックス。優勝に貢献した選手たちには“バラ色の契約更改”になるはずだが、中には例外も。来季40歳のシーズンを迎える比嘉幹貴投手は5日、終始厳しい表情だった。
今季は30試合に登板し5勝0敗1セーブ5ホールド、防御率2.53をマーク。日本シリーズでは全7試合中5試合に登板し、計4回を無失点、1安打6奪三振、防御率0.00とフル回転で日本一に貢献した。この日の契約更改で800万円の増額だと報じられると、SNSでは「比嘉さん」がトレンド入りした。
「安すぎる」「もっと評価されていい選手」「実質、日本シリーズMVPにこれは酷い」
痺れる優勝争いでの好投、昨季のリベンジに成功した日本シリーズでの活躍を見ればファンの言葉は“ごもっとも”といえるだろう。ただ、1年を通して活躍したのか? と言われれば疑問符が付く。
シーズン終盤の活躍は見事だったが、6月までは15試合計11イニングを投げ、自責点5で防御率4.09と絶対的なリリーバーではなかった。さらに、30試合という登板数も査定担当からすれば評価しづらい数字だろう。
比嘉の最高年俸は2015年の6000万円。前年の2014年は62試合に登板し7勝1敗20ホールド、防御率は脅威の0.79を記録してリーグ2位に貢献した。オフの契約更改では、2800万円から3200万円増の大幅昇給を手にした。