エンゼルスは「お金を賢く使っている」 低迷打破へ…プホルスらの“失敗”から「戦略変更」
6日には救援右腕エステベスを2年約18億5400万円で獲得
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは今オフ、積極的な補強を続けている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「今のところ合理的な戦略に転向している」と評価した。
5日(日本時間6日)にロッキーズに所属していた救援右腕カルロス・エステベスと2年1350万ドル(約18億5400万円)で契約。この補強を「今オフのエンゼルスを象徴している。最も重要な契約ではないが、戦略の変更を示している」という。それはエンゼルスの予算の使い方だ。
過去にはアルバート・プホルス内野手やジョシュ・ハミルトン外野手など、大物FAの獲得を重要視してきたが、巨額の投資に見合わない結果に終わることも多かった。ブラム記者も「オフシーズンには勝つが、4月から9月まで負ける」とバッサリ。それがエステベスと契約したことで「エンゼルスの戦略を示している。資金を投入することも厭わない姿勢だが、同時に、近年と比べてお金を賢く使っている姿勢が見られる」と説明した。
すでにジオ・ウルシェラ、ハンター・レンフロー、タイラー・アンダーソンなどチームの層を厚くする選手らを獲得。ミナシアンGMも「チームを改善することができている。そして、もっとしたい」と、語っている、「変化するには、まずどんな形であれ、始めなければならない。今オフは戦略的変化の小さな一歩だ」と同メディア。低迷するチームは変身を遂げるのだろうか。
(Full-Count編集部)