吉田正尚にRソックスが144億円を“投資”した理由 球団首脳「打撃の質が際立つ」

レッドソックスとの契約合意が報じられたオリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】
レッドソックスとの契約合意が報じられたオリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

Rソックス初の日本人野手、ブルーム氏「内角でも外角でも苦にしない」

 オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた吉田正尚外野手が、レッドソックスと契約合意したと米複数メディアが伝えた。5年9000万ドル(約122億6900万円)の大型契約で、譲渡金は1540万ドル(約21億円)。計1億540万ドル(約143億6800万円)の契約となる。ハイム・ブルーム編成最高責任者は地元メディアに対し、吉田正への期待を語った。

 吉田正は6日(同7日)に同システムで獲得できる選手として全30球団に公示されたばかり。わずか1日でのスピード決着となった。ブルーム編成最高責任者は吉田の獲得合意報道の前に地元メディアの取材に対応。MLB公式サイトのレッドソックス番イアン・ブラウン記者によると、「何よりもまず打撃の質の高さが際立っている。内角でも外角でも苦にしない」と高評価した。

 レッドソックスでは今オフに主軸のザンダー・ボガーツ内野手らがFAとなった。ブルーム氏は「このオフは打線の向上にいろいろと工夫する必要がありそうだ」と話していたという。

 かつて大家友和、野茂英雄、松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、上原浩治、田沢純一、澤村拓一と8人の日本人選手がプレー。日本人野手は初めてとなる。チームは今季ア・リーグ東地区最下位と低迷。名門復活へ打線のキーマンとして期待されそうだ。

(Full-Count編集部)

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