53歳の豪快な打撃が話題に メジャー目指すパルメイロが“復帰後初本塁打“
メジャー復帰へ向けて本格始動の強打者、MLB公式「まだ本塁打を打てることが分かった」
メジャー通算569本塁打&3020安打を誇り、MLB復帰に向けて本格的に始動したラファエル・パルメイロ内野手が、米独立リーグで復帰後初本塁打を放った。53歳とは思えない豪快な打撃の動画が米メディアで紹介され、話題となっている。
パルメイロが見事なアーチをかけたのは21日(日本時間22日)。クリバーン・レイルローダーズの一員としてホームランを放った。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では「ラファエル・パルメイロは80年代、90年代、2000年代に渡ってメジャーリーグのキャリアで通算569本塁打を放ったが、まだ本塁打を打てることが分かった」とのタイトルで記事を掲載している。
「Cut4」では、パルメイロが今月初めにクリバーン・レイルローダーズと契約を結び、長男のパトリックと同じチームでプレーしていることを紹介。さらに、「パルメイロは最後にメジャーリーグの打席に立ってから約13年経っていたが、昨冬に復帰する意思を表明していた。そして、レンジャーズでプレーすることを望んだが、レンジャーズはその可能性についてパルメイロと面談することはなかった」と、昨オフの流れを振り返っている。古巣に戻ることはできなかったが、メジャー復帰の夢はあきらめていない。
また、「パルメイロは2005年にオリオールズでプレーしていたが、禁止薬物の使用により、出場停止処分が下された」と、メジャーでの引退までの経緯についても紹介。2015年に独立リーグで“現役復帰”したが、わずか1試合の出場にとどまったことにも言及している。
パルメイロはMLB史上4人目の「通算3000安打&500本塁打」を記録した強打者。ただ、禁止薬物問題があったため、米国野球殿堂入りは果たせなかった。53歳でメジャー復帰を果たすことができるのか、注目が集まる。