鷹のプロテクト28人を“大胆予想” 実績組漏れる投手陣…リリーフ不足のハムが狙う?
年俸高い中堅、ベテランが外れるケースも
ソフトバンクは12日、日本ハムから海外FAを宣言していた近藤健介外野手の獲得を発表した。コンスタントに3割を超える打率を残し、6年連続で出塁率が4割を超えている強打者の加入は、間違いなく打線に厚みをもたらす。そして今後注目されるのが、日本ハムへの補償だ。Full-Count編集部では、プロテクトされる28選手を独自予想した。
近藤は金銭または人的補償が必要なAランクの選手とみられ、ソフトバンクは今秋ドラフトで指名した新人選手と、外国人選手を除く支配下選手の中から28人までプロテクトできる。ポジション別に見てみよう。
投手は13人をプロテクトした。先発から東浜巨、石川柊太、大関友久、板東湧梧、そして来季の転向が予定される藤井皓哉。そしてブルペンからは津森宥紀、又吉克樹、甲斐野央、泉圭輔、嘉弥真新也、松本裕樹と、主だったメンバーをピックアップした。
昨年のドラフト1位の風間球打と、今季ファームで5勝を挙げた20歳の田上奏大は将来性を期待しプロテクト。一方で、今季7勝を挙げた和田毅は来季42歳を迎える年齢と年俸を考えて外した。4年契約中で、年俸4億6000万円の森唯斗も、獲得される可能性は低いと見て外している。一方で高橋礼や、こちらも4年契約で年俸1億5000万円の武田翔太といった実績組、田中正義や高橋純平らかつてのドラ1までは守り切れない可能性が高い。
捕手は守備の要の甲斐拓也、さらに今季3本塁打するなど強打で進境著しい渡邊陸もプロテクトした。また横浜からFA移籍した嶺井博希はすでにFA契約締結が公示されており、保留者名簿にも記載されているためプロテクトする必要がある。外野も守れ、鬼肩とも評される谷川原健太あたりは獲得候補として注目されるかもしれない。