DeNA佐野恵太が6000万円増の1.7億円で更改 初の最多安打「すごく評価して頂いた」
入団から6年で年俸25倍に…「キャプテンとして優勝したい」
DeNAの佐野恵太外野手が14日、横浜市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の1億1000万円から6000万円増となる年俸1億7000万円(金額は推定)でサインした。
主将就任3年目の今季は161安打を放ち、中日・岡林勇希外野手と分け合う形で最多安打のタイトルを獲得。リーグ3位の打率.306、キャリアハイの22本塁打もマークし、チームの2位躍進に貢献した。「すごく評価していただいて、来年も頑張ろうと強く思いました」と笑顔を見せた。
「タイトルはいろいろな方、チームメートのサポートのおかげ。特に最多安打は、後ろに牧、宮崎さん、ソトら強打者がいたからこそ取れたと思います」と周囲に感謝。さらに「もう1度首位打者を取りたいですし、いろいろなタイトル争いに加わっていきたい」と、打撃でチームを引っ張っていく。
今季はレフトで97試合、一塁手としても36試合にスタメン出場した。全日程終了後の10月31日には、右肘をクリーニング手術しており「まだリハビリ段階ですが、キャンプには万全の状態で臨みたいと思っています」と現状報告。さらに三浦大輔監督と話し合い、来年も主将を続投することが決まっている。「キャプテンとして優勝したい」と、力を込めた。
ドラフト9位で入団し6年が経過した。「入った時の年俸が670万円。ドラフト何位でも、入ってからが勝負だと言われていましたが、年齢を重ねるにつれて、本当にそうなんだと感じることが増えてきました」。25倍を超えた年俸に、感慨深げだった。