各球団活発な補強も…去就決まらぬ“大物”たち 現役ドラフト経て、さらに狭まる選択肢

去就に注目が集まる金子千尋、山口俊、平田良介(左から)【写真:荒川祐史】
去就に注目が集まる金子千尋、山口俊、平田良介(左から)【写真:荒川祐史】

山口俊や井納翔一、平田良介も去就は発表されていない

 今年も残すところあと半月となり、12球団の補強の動きも加速している。9日には史上初の現役ドラフトを終え、外国人の獲得も進んできた。移籍先の選択肢はどんどん狭まっているが、今季限りで所属球団を退団したもののまだ新天地が決まっていない“実力者”がいる。

 投手では巨人から戦力外となった山口俊、井納翔一も未定だ。35歳の山口は2019年に最多勝に輝きリーグ制覇に貢献。メジャー挑戦を経て2021年に巨人復帰も、今季はわずか1試合登板だった。36歳の井納はDeNAから2021年にFAで巨人移籍も、2年間でわずか12試合登板、1勝に終わっている。また39歳で日本ハムを退団した金子千尋投手も沢村賞を獲得するなど通算130勝の経験を誇るが、まだ移籍先は発表されていない。

 ほかにも通算163セーブ&158ホールドの増井浩俊投手、通算114ホールドの三上朋也投手、2010年広島ドラフト1位の福井優也投手もいる。いずれも30代のベテランだが、新たな球団はあるのだろうか。

 野手では中日から戦力外通告を受けた平田良介外野手だ。今季は51試合で打率.200、1本塁打10打点に終わったが、プロ17年間で広い本拠地ながら通算105本塁打をマークした打力は確実だ。倉本寿彦内野手も貴重なユーティリティプレーヤーとして存在感を発揮しており、来年1月で32歳とまだまだやれる年齢といえるだろう。

 年が明ければ、すぐに2月のキャンプインが迫る。岐路に立っている選手たちはどのような道を進んでいくのだろうか。

(Full-Count編集部)

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