FAコレアの13年474億円契約は“適正価格”か? 米メディア猛批判「史上最悪の動き」

ジャイアンツと契約したカルロス・コレア【写真:Getty Images】
ジャイアンツと契約したカルロス・コレア【写真:Getty Images】

FA遊撃手カルロス・コレアとの契約が米メディアで物議

 ジャイアンツが、ツインズからFAとなっていたカルロス・コレア内野手と13年総額3億5000万ドル(約474億円)という巨額契約に合意した。遊撃手史上最高額で、野手としてもマイク・トラウトらに次ぐ史上4位という巨額。これに対して米メディアから、早くも疑問の声が上がっている。

「MLBネットワーク」の番組「High Heat」でホストのクリス・ルッソ氏が、ジャイアンツとコレアの契約を大批判したもの。ジャイアンツは今季62本塁打したアーロン・ジャッジ外野手にも巨額のオファーをしていたことが知られており、ルッソ氏は「ジャイアンツがこれほど必死になっていたとは思わなかった」「彼に13年3億5000万ドルをオファーする球団があるとは思わなかった」と厳しい言葉を並べ立てたという。さらに、これほど巨大な契約を彼にオファーしたジャイアンツは「クレイジーだ」とまで付け加えた。

 さらに「彼はジャッジのレベルではなく、ファンは彼のために球場に足を運ばない」「彼は、MVPの(投票で)最高位が5位で、オールスターの出場回数は2回、30本塁打に届いたシーズンはない」「昨年は22本塁打、打点64。キャリア平均打率は.279」「俺だったら、彼に3億5000万ドルを与えるなんて絶対しない。サンフランシスコは本当に切羽詰まっていたんだろう」と、コレアがこの契約に見合わない“理由”をまくし立てている。

 一方で、冷静なメディアも。この発言を紹介したジャイアンツの地元メディア「NBCスポーツ・ベイエリア」はルッソ氏の発言を「コレアとの契約は『ジャイアンツのフランチャイズ史上最悪の動きの一つとして歴史に残ることになるだろう』と非常に大胆な予想をしている」と伝えている。

 さらに「2012年のドラフト全体1位だったコレアには、ルッソの予想が間違いだと証明するために13年の時間がある」とした。13年契約を終える時、コレアの評価はどちらに傾いているのか。これからも474億円の男として、注目され続けるのだけは間違いなさそうだ。

(Full-Count編集部)

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