鷹の新助っ人と日本を結ぶ“大きな縁” 「力士のイメージで」バズらせた仕掛け人
ウィリアン・アストゥディーヨは世界的に「バズった」ことが
ソフトバンクは20日、新外国人選手としてウィリアン・アストゥディーヨ内野手の入団を発表した。ベネズエラ出身の新助っ人は、来日する前から日本とは太い縁があるのだ。さらには世界的に「バズった」経験も。その“仕掛け人”が日本人メジャーリーガーだった。
今季はマーリンズで21試合に出場。身長175センチ、体重102キロというぽっちゃり体形で人気を集めそうだ。そして2021年までプレーしたツインズ時代には、前田健太投手と仲が良かったことで知られる。
山口県在住のイラストレーター「りおた」さんに驚きの注文があったのは、昨夏のこと。交流のあった前田から「チームメートのイラストTシャツを作りたいんだけど、協力してほしい」との依頼があったのだ。
イラスト化してほしいという選手がアストゥディーヨだった。前田からの注文は「力士のイメージで」というもの。りおたさんは日本とベネズエラの友好というイメージで描き上げると、前田はそれを赤いTシャツにした。エンゼルス戦で大谷翔平投手と会った時に着ていたこともあり、米国だけでなく日本国内でも一気に広まった。
アストゥディーヨは球団を通じ「ホークスファンの皆さんはまだ私のことをよく知らないと思いますが、常に野球を楽しみ一生懸命チームの勝利のためにプレーする選手であることを早く知ってもらいたいです」とコメントしている。ベネズエラ出身の助っ人には、アレックス・ラミレス(元DeNA)、アレックス・カブレラ(元オリックス)。古くはボビー・マルカーノ(元阪急)らファンに愛された選手が多い。アストゥディーヨもその資格は十分にありそうだ。
(Full-Count編集部)