各球団のエースが一斉にいなくなる? 来オフにも予想される“衝撃”の世代交代
高橋光成、上沢直之や各球団のエース級が続々メジャー志望表明
西武・高橋光成投手がメジャー志望を明言した。20日の契約更改交渉で球団にポスティングシステムによるメジャー移籍の意思があると伝えた。今オフは日本ハムの上沢直之投手も、来オフのメジャー移籍希望を表明。各球団のエースが続々と海を渡ることになれば、球界の“顔”が大きく変わってきそうだ。
エンゼルス・大谷翔平投手、パドレス・ダルビッシュ有投手ら、メジャーリーグで日本投手の活躍が目覚ましい。今オフ海外FA権を行使した千賀滉大投手も、メッツと5年総額7500万ドル(約102億円)の契約を手にした。続々と大型契約を結び、日本でもメジャー志望を表明する投手が増えた。
このオフ、メジャー移籍の意思を球団に伝えた上沢、高橋以外にもオリックスの山本由伸投手や、DeNAの今永昇太投手、西武の平良海馬投手らもメジャー移籍を希望している。各球団がポスティングを認め、メジャー移籍が成立した場合、来オフにも各球団のエースが続々と抜ける可能性がある。
野球日本代表「侍ジャパン」を見ると、11月の強化試合に選出された投手13人のうち、10人が25歳以下。ロッテの佐々木朗希投手や巨人の戸郷翔征投手、中日の高橋宏斗投手ら若手の台頭が目立った。
メジャーでの日本勢の活躍で、今後もメジャー移籍を希望するNPBの投手は増えていくだろう。山本や今永といった、すでに実績を積んでいる投手が抜ければ、日本の投手陣の世代交代はさらに進む。その時、新たにエースとして台頭するのは誰だろうか。
(Full-Count編集部)