エ軍ネビン監督が続ける「家庭訪問」 323億円“不良債権”も「体調はいいそうだ」

エンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:Getty Images】
エンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:Getty Images】

今季は監督代行で指揮、来季は正式に監督就任のネビン氏

 エンゼルスのフィル・ネビン監督が、オフも精力的に動いている。MLB公式サイトでは「ネビン“家庭訪問”、エンゼルスのスターたちと連絡を取り合う」との記事を掲載。低迷からの脱出に向け、指揮官は「我々みんなが作り上げた関係を、今後も強いまま維持したい」と語っているという。

 ネビン氏は三塁コーチだった今季、ジョー・マドン監督の電撃解任に伴って6月に監督代行に。結果的にチームはア・リーグ西地区3位に終わったものの、来季は正式に監督として指揮を執ることになった。

 記事によると、デビッド・フレッチャー内野手やマックス・スタッシー捕手らを訪ね、夕食に連れ出したという。チームづくりには選手との円滑なコミュニケーションが重要だと分かっているようで「この3か月で作り上げた人間関係は貴重だと感じた。テキストメッセージを通じてでも、直接会うという形でもその関係を維持したい」と意図を語る。

 故障もあり今季61試合にとどまったフレッチャーについて、指揮官は「彼は体調がよさそうだった。肩の筋肉がついた気がした」と好感触。ただ、今後FAやトレードで二遊間を補強する可能性があるといい、どのポジションを守るかはまだ流動的だという。ネビン監督も「開幕前に起きる可能性のあることがたくさんある。事実として我々には多くの選択があって、チームの層も厚い。この点は過去に怪我人が出た際、苦戦した部分だった」と語る。

 一方スタッシーについても、打撃不振から立ち直ると確信している様子。ただ、カブスからFAとなっていたウィルソン・コントレラス捕手の獲得を画策した点を考えると、補強ポイントのひとつであることには間違いない。若手のローガン・オーハッピー捕手らとの争いの中で、扇の要を担ってほしいとネビン監督は切望。「数週間前アメフトの試合を見にシカゴに行って、そのときマックスを夕食に連れ出した。今、彼はいい状態にある」という。

 故障続きで今季も右手首手術に踏み切ったアンソニー・レンドン内野手も心配するひとり。2020年シーズンから7年総額2億4500万ドル(約323億円)で契約するも、期待には応えられていない。「アンソニーとはかなり話している。昨季は非常に健康な状態で終えた。この冬は体力アップを続けていて、できることを増やしている。体調は今までになくいいそうだ」とネビン監督。悲願のプレーオフ進出には現有戦力の奮起も欠かせないだけに、指揮官は冬も汗をかいている。

(Full-Count編集部)

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