通算130勝…沢村賞右腕が引退 DeNAが大砲を獲得、オリ胴上げ投手は残留 23日の去就
日本ハム金子が引退、DeNAはアンバギー獲得、オリのワゲスパックは残留
日本ハムは23日、金子千尋投手が今季限りで現役引退することを発表した。札幌市内で緊急会見を開き、日本ハムの特命コーチとして米国へ野球留学することも発表した。また、DeNAはトレイ・アンバギー外野手と来季の選手契約を結ぶことで合意、オリックスはジェイコブ・ワゲスパック投手と来季の契約を締結したことを発表した。
39歳の金子は、トヨタ自動車から2004年ドラフト自由獲得枠でオリックス入り。2010年に最多勝、2013年に最多奪三振、2014年に最多勝と最優秀防御率の2冠で沢村賞とリーグMVPに輝いた。2018年オフに自由契約となり、日本ハムへ移籍。2019年は8勝7敗、防御率3.04をマークした。今季は3試合登板、1勝2敗、防御率4.85にとどまり、10月に自由契約となっていた。
28歳のアンバギーは2015年ドラフト13巡目(全体393位)でヤンキース入り。2021年にメジャーデビューし、同年は2試合出場、4打数無安打2三振だった。昨オフにレッズとマイナー契約し、6月にマリナーズにトレード移籍した。3A通算は254試合出場で打率.261、39本塁打、133打点。マイナー通算626試合で622安打、76本塁打、326打点となっている。
29歳右腕のワゲスパックは、今季から加入。先発で10試合、救援で22試合に登板して2勝6敗、防御率2.97とフル回転した。日本シリーズでは平野佳、阿部に代わり途中から守護神を務め、第7戦では9回を締めて胴上げ投手になっていた。
(Full-Count編集部)